【会計士試験延期】勉強のやる気・モチベーション低下は”楽しみ”で克服

みなトン
みなトン
「会計士試験が延期されてしまい、勉強のモチベーションが低下してしまいました。どうやって、やる気をもどせばいいですか?」

という疑問にお答えしたします。

会計士試験延期に関する情報

会計士試験が、コロナの影響で3カ月延期となりました(参照:日本公認会計士協会)。

論文式試験は、いままで3日間でやっていたのに、それを2日間で実施するようですね。
初日は朝9:30~18:00まで、2日目は19:00までと、かなりハードになりそうな変更。
当日の集中力がかなりキーですね。最後の科目とか、最後だ‼という気力でいくしかなさそうですね。

  • 短答式:2020年5月24→2020年8月23日
  • 論文式:2020年8月21~23日(3日間)→2020年11月14~15日(2日間)

結論:勉強の仕方を工夫し、”楽しみ”を見つける

会計士試験の延期を受けて、やる気がでない、どうしようなどと焦ってしまう場合には、一端、目を閉じて、落ち着きましょう。まだ時間はあります。目を閉じる時間は十分にあるはず。

目を閉じて、今自分がやらなければならないことは何かを考え、書き出してみてください。そして、それをひたすらにこなすのです。

いや、だから、それができないから困っているんだよと言われそうですねwそりゃそうですよね。それができれば苦労しないわね。

考え方を変えて、「できる」「できない」と考えるのではなく、書き出したことを「どうやったらできるか」を考えるようにすればどうですか。どうやったらできるかという方法について考えることを楽しみ、また、日々改善し、その改善も楽しむ。

「ひたすらにこなす」自分づくりの方法

どうやったら、ひたすらにこなす自分ができるのか。私がやっていた方法と、社会人になってから知った方法を紹介します。

  • 毎日をルーティン化
  • To Doリストを消しこむ
  • 時間設定
  • 一人授業

毎日をルーティン化

私の経験上、一番無心で行動できる方法は、なによりも毎日の習慣化・ルーティン化です。ほぼ、毎日同じような行動をしていれば、それが習慣化され、何も考えずに行動できるようになります。

私は今、毎朝3時に起き、早朝ランニングをしてます(受験時代はしてませんw)が、最初はきつかったですが、慣れると普通になり、今ではアラームが鳴る前に起きるようになってます。自分でも習慣って怖いなと思ってますw

この点については、会計士受験生の皆さんは、試験に向けて日々猛勉強していると思うので、多くの人が習慣化できているように思いますが、やる気がないと思うのであれば、1日の勉強時間を決め、1週間で全ての科目が1週できるように設定すれば、あとはそれ通りに毎日行動するだけ。ちなみに、何時に起きて、何時に寝るまで決めておくと、勉強だけでなく、自分の日々の行動のほとんどを習慣化できると思います。

To Do リストを消し込む

ただ時間割を決めても、実際その時間でやることが明確でないと、なんだかなという時間を過ごしてしまいます。なので、To Doリストに、やることを落とし込み、そして、それをこなしていく。

こうすることで、私的にはリストに記載されている項目を消していく行為が、リストを消していきたいというゲーム感覚的になれて集中できたと思います。

ちなみに、時間割を決めるときに、やることの細部まで決めることはほぼ不可能なので、時間割は勉強する科目と時間程度で、詳細はやる直前でも、いいと思っています。

時間設定

さらにゲーム感覚を高めることができるのが、時間設定です。時間を決めて、ここまでやるぞ、と言ってやっていると、スピードを意識するようになり、ハラハラしながらやれるので楽しかったりします。

ただ、これは理解することを主とする勉強の場合は、あまりよくないです。理解系に時間設定していますと暗記に走ってしまいやすいので、むしろ効率が良くないのです。理解するときは時間はあまり気にせず、納得するまで考えることが重要ですね。時間設定は、計算系とかに相性がいいです。

一人授業

あとは、皆さんに紹介する勉強方法は、永野数学塾塾長:永野さんが、受験勉強時代に実施していた「一人授業」です。これは、文字通り、一人で授業をすること。自分が先生となって、生徒である自分に向けて授業するのです。

単純だけど、これ本当にいい方法だと思います。

会計士試験勉強であれば、答練などの問題を解説する授業を自分にすればいいのです。コロナで、家で勉強することが多くなっていると思うので、それこそ、声をだして、先生が実施していたのを思い出しながら、自分で解説してみてください。

そうすると、必ずと言っていいほど、うまく説明できない部分があります。そこが、自分が弱い部分です。そしたら、その部分を再度勉強し、そしてまた説明できるか確認すればよいのです。

論文式試験は、文章を丸暗記する必要はないので、むしろ、口頭で説明できるようになっていればよく、それを解答用紙に書けばいいだけ。

 

つらつらと書いてきましたが、とにかく、伝えたかったことは、勉強の仕方を工夫すること自体に楽しみを覚えると、勉強することが楽しくなるということ。今挙げた4つも例にすぎません。是非自分なりの工夫を考えてみてください。

話逸れますが、永野さんは、「一人授業」で東大に合格し、東京大学大学院宇宙科学研究所(現JAXA)に入所、レストランを経営、ソムリエの資格を持っており、さらにはウィーン国立音楽大学指揮下に留学するなど、むちゃくちゃ多才な方です。
ちなみ、永野さんは、一人授業のために、黒板を買ってもらったようです。意味不明ですねw

気分転換にでも、「東大教授の父が教えてくれた頭がよくなる勉強法」を是非読んでみてください。勉強の工夫の仕方がたくさん載っています。

まとめ

何も考えずに勉強することほど、虚しいものはないです。勉強するなら、勉強の仕方も含めて、勉強することの方が楽しみが倍増すると思います。

私が最近知った「禅」によると、私たちの心には常に以下の5つの「妨げ」があり、やる気・モチベーションが出ない心も、その「妨げ」の一つです。

①快楽に流される心
②怒り
③やる気の出ない心
④そわそわと落ち着かない心
⑤疑い

そして、やる気がでない原因として、僧侶の草薙さんは「反応しない練習」で、「快」が乏しい可能性があると述べています。「快」とは、「喜びや楽しみを感じている心の状態」です。

つまり、やる気がでないという状態は、喜びや楽しみが欠乏している状態です。であれば、どんなことでもいいので、「快=喜び・楽しみ」を見つければいい。見つけられなければ見つける工夫をすればよいということになりますね。

会計士試験受験生の皆さん、大変な勉強の中に、ほんの少しでも、楽しみを見つけて、なんとか今の大変な時を乗り越えてください。

恥ずかしながら、私は短答式試験を4回落ちました。超絶勉強が苦しいことを知ってます。当たり前ですが、落ちると結局もう一回勉強しなければなりません。であれば、今勉強してさっさと受かってしまった方がいいに決まってますよね。是非、今回の試験で、楽しみをすこしでも見つけながら、合格して、次のステップに行ってください。

応援しています。がんばってください。