社会人からの地理勉強法【学ぶと記憶力がアップするかも】

みなトン
みなトン
「社会人から地理を勉強したいんですけど、どのように勉強すればいいですか?」

という疑問にお答えしたします。

最強の2冊

社会人から地理を勉強したいという方は、受験したいからではないですよね。

多くの方が、ビジネスに地理的視点を取り込みたいのではないでしょうか。

ただ残念ながら、皆さんが直面しているビジネスと地理的視点を直接結びつけてくる、ピンポイントな本は、おそらくないでしょう。

それは自分でやるしかないと思います。

じゃあどうすればいいのか。

経済を地理的視点でどのように見るのかという見方を学べばよくないですか?

その見方を学ぶことができる最強の本がこちら。

 

「経済は地理から学べ!」

著者は、代ゼミの人気講師、宮路秀作さん。この本を読むと、多くの方が地理を勉強したいと思っちゃいます。私もその一人ですw

地理を学ぶことで、土地と資源の奪い合いで示される人間の行動に、より深い解釈を加えることが可能です。

地理を学びたいという社会人の多くは、この言葉通り、”より深い解釈”を得たいからですよね。宮路さんは、「経済を動かしているのは地理である」という考えのもと、経済に対する深い解釈を得るため、経済を地理的視点で検証してくれている本です。

本書ででてくる例を一つ。

「石油の油田はどこからとれるのか?」

→①そもそも、石油はどんな地層からとれるのか?
→②その地層は、世界のどこにあるのか?
→③実際の油田はどこにあるのか?
→④原油の輸送から生じる問題は?

日頃、目にするニュースは、油田を発端として経済問題がニュースになったりしていますね。

ただ、それは油田がある前提の話。つまり上に書いた③&④に関することですよね。

でも、①&②があるからこそ、そもそも油田があるわけです。

なにがいいたいかというと、③&④の現在の状況を、地理的視点の情報である①&②と結びつけることができれば、より深い解釈が得られるということ。

経済と地理との結びつきについて、是非この本で学んでみてください。

「人生が変わるすごい「地理」」

「経済は地理から学べ」を読んだら、「人生が変わるすごい「地理」」も是非。

おそらく、「経済は地理から学べ」を読んだら、すごいな、なるほどと思いながらも、どうやったら、そういう風に考えることができるのかな?と感じる人もいると思います。私はそうでした。

おそらく、「経済は地理から学べ」は、経済という点に重きをおいているので、内容が濃く、その内容を理解することに気を取られ、なかなか、考え方、思考法という点まで行かないのではないかと思っています。

そんな時は、地理的視点の見方を意識させてくれる本が、「人生が変わるすごい「地理」」です。

こちらの本も、様々な事象に対して、地理的視点から原因を読み解いていくのですが、至るところに、「地理思考」で読み解くと、というワードが出てきます。意識を思考に集中できます。

また、「経済は地理から学べ」よりも、もっと身近な疑問やテーマが多い本なので、より、自分なりの「地理思考」の方法を考えやすいと思います。

是非、思考法を学び、再度、経済について考えてみるというのがいいと思います。

スタディサプリ

上で紹介した2冊の本を読むと、わかりますが、様々なデータに基づき物事を捉え、その背景に何があるのかを考えています。ですが、そもそも、そのデータ・情報について知らないと、判断できないし、知らないと、全てを調べなければなりません。

ビジネスに地理的視点を取り込みたいといっても、さすがに、全てを調べている暇はないでしょう。

何が言いたいかというと、地理的視点をわかったといっても、それを使おうとするには、地理的視点に関する知識を知らないと使えないということ。

なので、一定の基礎知識が必要です。

宮路秀作さんも述べられています。

「考える力」を身につけるための知識の集積が大事

たとえば、

「人生が変わるすごい「地理」」で、GDPについて、地理的視点の一つである「人口」で検証しています。

仮に上記の視点で検証したいとしたら、少なくとも、日本の人口何人で、世界で何番目ぐらいか、そして日本よりも人口が多い国はどこがあるぐらいは知っておかないと、そもそも検証することができないですよね。

調べればいいじゃないというかもしれませんが、GDPも調べ、人口も調べ、ということをしていると、時間がかかります。そして負担(面倒)が大きいと、私はやらなくなります。

なので、自分なりの切り口に関する知識は、身に着けておく必要があるのです。

それを「教養」というのかもしれませんね…

もちろん、人口については、すでに知っている人が多いかもしれませんが、それ以外の切り口についても、同じことが言えます。

では、どうやってその知識を勉強するのか。そこでたどり着いた方法は、スタディサプリです。スタディサプリはもう有名ですね。月間1,980円で授業受け放題。

スタディサプリは、受験生をターゲットにしておりますが、基礎知識を学ぶという意味では受験勉強は優れていると思っています。

そして、なにより、講義毎にテーマがあるのですが、そもそも、授業のテーマが地理的視点だということに気づきました最近w

地理の授業は、全部で29講義(1講義:だいたい60分)なので、少なくとも29個の地理的視点を学ぶことができます。地理的視点とそれに必要なデータ、考え方を一緒に勉強することができるという最高の教材です。

もちろん、受験用なので、問題をベースに授業するのですが、受験問題って、経済に変化が生じている物事が論点になっているので、そこからエッセンスを学ぶには適しています。

そして授業の講師は、鈴木先生。関西弁?の少しなまりのある話方だけど、癖になる感じ。面白いです。

しかも、隙間時間を利用して、一日1講義(60分)見たとすると、約30日で全部みられます。是非、ご覧ください。

最初に受験勉強の知識が知りたいわけではないですよねと書きましたが、実は、受験勉強の知識が結局大切ということですねw

代ゼミの講義

経済とかじゃなくて、歴史の勉強も兼ねて地理を勉強したいという方は、代ゼミの世界遺産をテーマとした地理の授業がおすすめです。これ、たった3,100円(15分×12回)です。

そして、代ゼミ&地理ということは、講師は、「経済は地理から学べ」の著者、宮路秀作さんです。

また、1回の授業が15分なので、隙間時間、それこそ電車の中など、ちょっとした移動時間で見れちゃいます。社会人には、本当にいいと思います。

世界遺産をベースとしているので、勉強続けて、世界遺産検定を受けるのもいいですよね。モチベーション維持にもなります。

他にも、世界遺産から学ぶ世界史・日本史などもたくさんのラインナップがあります。リベラルアーツの世界へどうぞ‼

【勉強方法】

私が地理を勉強しようと思ったきっかけ(←記憶力の話はこちら)

地理を学ぶ理由

地理を勉強しようと思った理由は、自分の経験の記憶力を上げてくれると思ったから。

仕事をしていて前経験したことを、思い出したい時ってないですか?あの時どうしたっけ?って。

もちろん、ビジネスの世界は、過去の経験どおりにやってもうまくいくわけではないですが、その時どう考えたか、どういう結果になったかという経験をもとに、今からどうするのかのヒントを見つけることは全然ありえることだと思う。

MBAでケーススタディを勉強するのと同じですよね。過去から学ぶです。

で私が思うに、記憶しているということは、その経験を思い出すことができ、思い出すことができれば、その経験を活かすことができ、活かすことができると、その経験を自分の血肉とすることができると。

つまり自分経験は、自分の経験を記憶しておくからこそ、活用できると思うのです。

きっかけ

そう思ったきっかけは、私の上司です。

私の上司に、記憶力の半端ない人がいます。過去の経験をやたらに覚えているのです。

単純にその人の記憶力が半端ないのかもしれませんが、私がそばで見ていて思った記憶力をよくする理由の1つが、「地理」なのです。

理由は、その上司が過去の話をする時に、その経験をした場所に関する情報がやたらとでてくるから。

その上司と一緒に行った出張先のことを回想する時も、

・城につながる道の途中にあった店に行ったね
・〇〇川のそばの〇〇ホテルに泊まったね

私からしたら、なんとなくの場所は覚えていても、ホテルとかもう覚えてねーよ、ってか、そばに川あったのかよレベルです。

うんで、思ったのです、その上司は、自分の経験と地理を組み合わせているのでは?

自分の知識という軸(地図)を持っていると、自分の経験を記憶しておくことができるんじゃないかと。

それができれば、記憶力が高まる、というか記憶しておきやすくなるんじゃないかと、上司を見て感じたのです。

あと、もう一つ勉強しようと思った理由は、なんか、その上司が、一つ一つの体験を楽しんでいるように見えるんですよ。

あの時あーだった、こーだったという話を、地理を交えてニコニコしながら話しているのを見ると。

まったく仕事と関係ないことを、その時考えていたんだとか、城みながら、歴史のこと考えていたとか…

そういう楽しみ方ってあるんだなって。地理勉強しようかなと思ったきっかけでした…

そして、この考え方があながち間違ってないかもしれないと思った本がこちら。


この筆者は、タイトルの通り、世界記憶力選手権で8回も優勝したすごい方です。

この方は、記憶方法について思考錯誤してたどりついた方法が、ストーリーをイメージしながら、そのストーリーが起こる場所とともに記憶していく方法。

そう、つまりマップに、ストーリーを落とし込む方法。

この「場所」という概念を取り入れたことで、劇的に記憶しておくことができるようになったそうです。それこそが筆者がなずけた「ジャニー法」‼

やり方が気になる方は、是非見てみてください。

案外、地理を学ぶことは、人生を楽しくさせてくれる方法の一つなのかもしれないですね。

長くなりましたが、以上です。

【参考図書】

 

【勉強方法】