そんな疑問に大手監査法人から転職経験ありの私がお答えいたします。
会計士に強い転職エージェント3選
結論：選び方は、いい情報を持っているかどうか
ぶっちゃけた話、転職サイト・エージェントは、企業とあなたをマッチングさせる仕事なので、やっていることは、どのサイト・エージェントも同じです。
ただ、あなたにとって転職は、少なからず人生の分岐点になります。
だからこそ、選ぶ側として持っておくべき意識は、エージェントが、自分にとっていい情報を持っているかどうか‼
その視点からいくと、会計士特化型のエージェントを選んだ方が得。
【理由】
- 会計士に特化している方が、会計士のキャリアに関する情報が蓄積されやすく、エージェントさんの会計士に対する知識レベルが高い
- エージェントは企業とのコネクションで成り立っているので、会計士に特化している方が、会計士に関するコネクションが強くなり、結果として、会計士にとって良質な案件を持てる
自分にとっていい情報とは何？
それは、将来キャリア像を明確にイメージできる情報‼
ここで質問ですが、転職しようかなと思っている方、将来キャリア像を、明確にイメージできてますか？
いやいや、それがわからないから登録するんだよと思うかもしれません。
わかります。私もそうでしたが、事前にお伝えしておきます。その状態のままだと、エージェントとギャップが生じます。
なぜか。
転職エージェントに登録すると、一度面談するんですが、その際、どんな職業をお探しですか？どういう方向に進みたいですか？と普通に質問してきます。
いや、まだ決まってない、というかそれを探しに…となり、その面談が意味不明になりますｗ（経験者は語る…）
よく考えてみると、当たり前ですが、エージェントさん達は、案件を紹介するためにいるので、どんな案件に興味があるのか、ある程度絞らないと紹介できないのです。
でも大丈夫。いい情報を入手できる方法を教えます。
登録したら面談前に、あたなの将来キャリアを探してきてくれるヒントを少し準備すればいいだけ。
【面談前にやること】
- 今自分が単純に想像できる、将来キャリアをリストアップ（想像できるだけで十分）
- 各キャリアで、自分がどんな風に働いているかイメージ
- 好き・嫌いを判断しておく
- 面談時に、そもそもキャリアに悩んでいることを伝える
- その上で、今のところ想定している仕事の内容の好き、嫌いを伝える
これをやると、あなたにとって、どんな仕事がいいかエージェントはなんとなくわかるので、その情報をもとに、エージェントも将来キャリアを連想しやすくなります。
その結果、その他のキャリアについても情報がゲットしやすくなるのです。
それだけでは、終わりません。
入手した情報をもとに、また、自分が働いているイメージができるまで想像・質問し、好きか、嫌いかを判断するのです。
重要なのは、仕事の内容です。
年収や働き方も重要ですが、結局一番重要なのは何をするかだと思ってます。だって、嫌いなことを続けることは難しいでしょ。
自分の好き（嫌いではない）を仕事にする。この発想は、会計士という資格を持っていることの、最大のメリットですね。
で、自分がどんな仕事をしたいのかをより具体的に考えて、また、こういう仕事ありますかと、エージェントに伝えるのです。
それの繰り返し。
そうすると、自分の進みたい道が見えてくるはず。
エージェントさんの使い方は、自分のキャリアをイメージするのにいい情報を提供してもらうです。エージェントさんは大変かもしれないですが、自分の人生です。自分が納得できるまで、情報の提供をお願いしましょう。
監査法人で、できることを調べる
転職後のキャリアの情報収集と同時に、やった方がいいことがあります。
それは、今の監査法人で他にできることがないかを調べること。
えっ？転職を考えているのに、今の監査法人でできることを考えるの？と思われた方。
安易に転職してしまうと、スキル面で、転職先で苦しむ可能性があります。なので、転職を前提としつつ、自分のスキルアップのために、監査法人をフル活用する道も考えるのです。
活用方法の一例
- （場所を変える）語学留学制度または海外駐在制度で海外に行く
- （仕事を変える）監査部門からアドバイザリー部門へ異動
そういう私も、監査部門からアドバイザリー部門に異動した口ですｗ
理由は、いきなり転職することが怖くて、監査以外の業務経験をすることで、自分に少しでも自信をつけて外に出たいと思ったから。
結果論ですが、アドバイザリー経験が転職時、他の会計士と差別化できるメリットもありました。
検討した結果、監査法人内でやりたいことがみつかれば、その道を進めばいいし、すぐに転職した方が、やっぱりいいと思えば、すぐに転職する道を進めばいいのです。
とにかく転職ありきよりは、今の法人内で進む道も考えることで、自分がより納得した形で進めることができます。
最後は、行動あるのみ
監査法人でできることと、転職後のキャリアの情報収集について書いてきましたが、大変ですが、これを同時に考えることが、地味に重要。
今できることと、将来やりたいことを結びつけて考えることで、自分の求めているキャリアの可能性を広がることができるから。
また付随的に、今やっていることが、将来につながっていると思えると、自然と前向きな気持ちで今の仕事ができますよ。
転職を悩んでいるあなた‼ 悩んでいるぐらいなら、むしろエージェントさんと相談しながら、今転職するのか、それとも今はしないのかを決めればいいのです。
どのサイトも登録は５分程度で終わるので、この機会に行動してみてはいかがでしょうか。
