この本には、「伝え方」の極意が書かれているが、そもそも、なぜ人は「伝える」のか。それは、自分のやりたいことを実現させるために、相手に行動してもらう必要があるから、「伝える」のである。
新人時代、上司に報告した際、だから何?君は何がしたいのと言われ、私は、「えっ?どういうこと?」と頭の上に?が一杯浮かんだのを覚えています。上司の言っている意味が分からず、「何がしたい」って、私はさっきの情報を、あなたに伝えたいんだよとさえ、思っていましたw
伝えることの意味を、伝達と理解していた新人だったみたいです…
この本は、伝え方を考えさせてくれる1冊です。
結論・根拠・具体例を、メタ認知で、1分リハ
私がたどり着いた、相手に動いてもらうためにとる行動です。
理由は3つ
- 聞き手にロジックとイメージを与えられる
- 聞き手の理解度をさらに高めることができる
- 自信が持てる
1. 聞き手にロジックとイメージを与えられる
まず、主張と根拠のピラミッドを作り、ロジックで「左脳」を納得させ、次に写真や絵、動画や「たとえば」という言葉を使ってイメージを想像させて「右脳」を刺激します。
聞き手の「左脳」と「右脳」に刺激を与えることで、聞き手の内容に対する理解度が高まるからである。左脳はロジックで反応し、右脳はイメージで反応する。主張と根拠でロジックを組み立て、具体例でイメージを作り出すことで、脳全体に刺激を与えることができるのである。
だから話をする前には、とにかく、結論はなに?理由は何?例えば何?と問いただしてから話すようにする。
2. 聞き手の理解度をさらに高めることができる
今伝えているこの言葉を、相手がどのように理解しているかどうか、どのように感じているかという視点は、主観の自分は持っていないわけです
メタ認知とは、話している自分と聞き手を俯瞰して、客観的に見ることである。つまり、メタ認知の視点を取り入れることで、話している自分を、相手の立場から想像することができるようになり、聞き手の理解度や感情を疑似体験し、その体験から得られて情報をフィードバックすることで、内容を磨き上げ、聞き手の理解度をより高めることができる。
一端、ストーリーが出来上がったら、自分に「想像してみて!!」と問いかけるようにしてみよう。
3. 自信が持てる
人に何かを伝え、動いてもらうために一番重要なことは、当たり前ですが、あなたの「想い」です。
リハをすることで、現状のレベルを把握し、より説得力の増す組み立てを考えるきっかけになる。そして、繰り返えすることで、自分の話す内容に自信を持つことができ、想いを聞き手に伝えることができるはず。
とにかく、一回話す。まず、それだな。
【感想】
“結論とは、相手に動いてほしい方向を表したものです”
この言葉に出会ったとき、そういうことだったのかとすごく納得した。何がしたいのと言われていた理由がわかったわ。動く方向がないものは、結論ではないのね。
まじで、これわかってうれしいわ。
(参考)