の疑問にお答えいたします。
時間があるうちに、専門書以外の本を読んでおけ
大学在籍中に、会計士に合格した皆様、本当におめでとうございます。そして、いらっしゃいませ、会計の実務へ。
いきなりですが、残念なお知らせが・・・
会計士試験のために”あんなに”勉強したのに、会計の実務にでると、会計に関わる専門書を読み、実務に対応するべく勉強しなければなりません。
なので、仕事に慣れてくるまでは、専門書以外の本を読む時間がなかなか取れないと思います…
結論、時間があるうちに、専門書以外の本を読んでおくのがおすすめ
私は学生合格を目指してましたが卒業後の合格だったので、専門書以外の本を一杯読むというのは自分がやりたかったことの一つです。
ただ、実務を先取りしたいという方、「会計士3年目までに読んでおくべき本」は別でまとめているので、こちらをどうぞ。
本題に入る前に、本を読む大学生は、AmazonのPrime Studentに登録した方がいい
とりあえず、本を読む大学生は、Prime Studentに登録した方が明らかに得です。
年会費2,950円で、数百冊が無料で読め、なんといっても、6か月無料体験という、超超長期の体験期間あり。
ここまでくると、よくわからないサービスですが、Amazonの囲い込み戦略に乗っかりましょう。いいなぁ、これ。自分が大学生の時あったら絶対入ってたわw。
長くなりましたが、本題に。
監査法人に入るまでに読んでおきたい本【厳選7冊】
最初にお伝えしておきますが、これから紹介する本は、単純な方法論というより、今後の会計士人生でどうやって活かすか考えるのに、(たぶん)ためになる本を抽出してます。
なので、時間がある今こそ、熟読し、熟慮し、自分なりのやり方・方向性を見つけてみるのがいいと思います。
今後も素晴らしい本に出会えたら、随時追加していきます。
【厳選7冊】
1:東大読書
2:週刊ダイヤモンド
3:さあ、才能に目覚めよう
4:新・独学術
5:技を伝え、人を育てる 棟梁
6:生き方
7:申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。
1:東大読書
東大生は、受動的に本を読むのではなく、本と対話・議論しながら、能動的に本を読みます。だからこそ、「知識を自分ものにして、同時に地頭力も身につける」ことができるのです。
本の読み方を学べる本。
これから紹介する本を読む前に、是非読んでほしい本。本から得られる情報・着想を全く別次元にしてくれます。
私は、社会人になってからこの本に出会ったのですが、もっと前に出会っていたかった…
この本から得た読書方法は、こちらの記事をどうぞ。
2:ビジネス誌
いきなり本じゃないですが、かなり勉強になるのがビジネス週刊誌です。
「日経ビジネス」「週刊ダイヤモンド」「週刊東洋経済」「プレジデント」のこと。
本を読むことに慣れていない方こそ、おすすめです。写真や図もあるので、楽しく読めます。でも侮るなかれ、ビジネス誌1冊で、文字数的には、文庫本1冊分ぐらいあると言われています。
ビジネス誌のいいところは、ニュースほどの速報性はないですが、ある程度最新の出来事を、深堀できる点につきます。インタビュー記事などは、会社が実施したことの背景を知ることができるチャンスです。考え方の切り口を学んだり、自分なりに深堀するきっかけを得ることができます。
特に、100年以上の実績がある週刊ダイヤモンドは、大特集記事と言って、テーマを絞った30~60ページの大特集記事の掲載があります。
深堀の視点を広げるという点で、非常にためになる記事が多く、監査法人に入る前に、知見を広げてたい方、文章を読むことを習慣化させたい方、定期購読をおすすめします。しかも、学割あります。
3:さあ、才能に目覚めよう
学生合格の会計士は、おそらく、一般的な就職活動の経験はされないと思います。
なので、就活のすごく初歩的な質問かもしれませんが、改めて質問です。
あなたの強みを教えてください
この本にはギャラップ社が実施した40年にもわたる「人間の強み」の研究により発見した、34の資質が記載されています。
で、この本を紹介した理由ですが、これからの会計士人生を、自分の強みを理解・意識した上で、過ごしてほしいから。
これからの人生に絶対色々な問題にぶつかります。その時に、「自分の強み」を理解しているだけで、乗り越えるハードルは全然低く、乗り越えやすくなります(本当に何人も、体調やメンタルを崩した方を見て来ていて思うことです)。
なので、是非自分の強みを知るためにこの本をと言いたいのですが、先に伝えておきます。
自分の強み知ることができるのは、この本ではなく、ギャラップ社が実施しているWebテストを受けることで知ることができます。
ただこのWebテストを受けるには、8,450円かかるんです(2023年12月2日時点)…地味に高い…
でも安心してください。もう一つの方法があります。
それがこの本を購入すること。購入すると、Webテストのアクセスコードを入手できる=2,420円(2023年12月2日時点)でテストを受けられる、ので、絶対こっち。
注意:本書は古本で買わないでください。Webテストのアクセスコードは一回使用すると使えなくなります。
是非、自分の強みを社会人になる前に知り、会計士人生にどう活かしていくかを考えるきっかけにしてみてください。
4:新・独学術
ビジネスマンに必要な「知識」と「論理」を、大学受験教材で磨いていくユニークな方法を知ることができます。
戦略コンサルで有名なマッキンゼー出身の侍留氏の著書。
「意識が高い」だけでは生き残れない
知識を、実践で使いこなせるようになる方法がここには詰まっています。
本記事で、【厳選7冊】と言ってますが、すみません。この本の中に、大量の本が紹介されてます、ご承知おきくださいw
この本は私が社会人になってから出版された本ですが、社会人になる前に有れば読んでおきたかった本。今でも、時々読み返えすと、新たな発見、勉強の視点に気づかされます。
受験勉強、侮るべからず。
この本を読んで、自分の知識量を増やし、そしてそれを活用する「論理」を身に付けてください。
5:技を伝え、人を育てる 棟梁
プロフェッショナルにおける、上司と部下の関係は、ここにあり‼ と思わせてもらえる本。
技は長い鍛錬と自己規制の後に身体に形成されるものや。結局は誰も教えてはくれない。
教えてもらえるという発想は捨てろ。
この本、社会人になって読み直しても、今でも気持ちを改めなきゃいけないと思わせてくれる本です。
棟梁という職人の考え方は、会計士だけでなく、社会人に通じる考えだと思うので、
「職人の心構え」を学んでみてはいかがでしょうか。
6:生き方
人生とはその「今日一日」の積み重ね、「今」の連続に他なりません。
京都セラミックス(現・京セラ)を設立、JAL再建に尽力した、稲森和夫さんの本。会計士受験生だと、経営学で勉強するアメーバ経営というとピンときますかね?
本のタイトル通り、生き方を考えさせられる本。
私は、短答式試験に落ち続けている時に出会い、生き方について考えさせられた本です・・・
が、皆さんは、合格しているのですから、これから、どういう社会人として歩んでいくのか、人生に対する向き合い方を、この本を通じて考えてみてはいかがでしょうか。
「できる」と「知っている」の間には、深くて大きな溝がある。
7:申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。
この本は、コンサルタントが導入した戦略により生じる「人」の変化を知ることができる本。
よく言われる、ビジネスは「人」から成り立っていることの意味がわかる良本。
また、監査で重要なのは、数値の背景をどれだけ想像できるかです。でも、社会人経験がない時に、想像しろと言われても難しいので、この本で、「人」がどのように変化するのかを少しでも知っておくことは、背景を理解する助けになります。
是非、そういった視点で、読んで見ると監査をする際に見える世界が変わってくると思いますよ。
最後に
ここで紹介した本は、自分が社会人になる前に、本当は読んでおきたかった本ですw これに気づいておきたかったということ満載の本のみを選んでます。ぜひ、気になった本だけでもいいので、手に取って読んでみてください。
そして、大学生で本を読むなら、6か月無料体験付で、数百冊が無料で読める、AmazonのPrime Studentに絶対登録した方がいいです。
【紹介した本】
1:東大読書
2:週刊ダイヤモンド
3:さあ、才能に目覚めよう
4:新・独学術
5:技を伝え、人を育てる 棟梁
6:生き方
7:申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。